大阪医科薬科大学小児科専攻医を希望される先生から、よくある質問です。
大阪医科薬科大学ってどんなところ?
大阪府の北部にある高槻市の私立大学病院です。大学病院でありながら、市民病院としての役割も担っており、研究、臨床の両方において広く活動しています。
高槻市は大阪市と京都市の中間に位置しており、どちらへも電車で30 分程度の距離です。大阪医科薬科大学は阪急高槻市駅の目の前にあり、JR 高槻駅へも徒歩10 分程度です。交通の便は非常に良好です。飲食店やコンビニも多く、生活するのに不便はしないところです。医局員の多くは高槻市に住んでいますが、大阪市や京都市から通勤する先生もいます。
専攻医の年間スケジュールはどのようになりますか?
大学病院での研修が1 ~ 2 年間、関連病院での研修が1 ~ 2 年間で、合計3 年間の研修を行ってもらいます。大学病院での研修期間中は、各専門グループに最低1〜2か月ずつ所属し、比較的希少な疾患について学びながら、専門医試験を受験可能なだけの症例を集められるようになっています。
関連病院での研修では一般小児科の診療にあたることで、common disease への対応を習得できます。また、興味がある専門分野が決まっている方は、国内留学を行うこと可能です。研究に興味がある方は、レジデント期間中に大学院に入学することも可能です。
専攻医の1 日のタイムスケジュールを教えてください。
毎週月曜日8 時から症例検討会、火曜日8 時から抄読会を行っています。その他の曜日は8 時30 分が始業時間になります。担当入院患者の診察、処置を行い、所属グループの上級医と治療方針の検討を行います。
午後には指導医とともに外来患者の処置や診察を行います(当番制。週に1 ~ 2 回)。毎週月曜日の午後には医局全体でのカンファレンス、教授回診があります。また、1 か月に1 回リサーチミーティングを行い、各グループの研究進捗状況を確認しています。
給料はどのくらいもらえますか?
基本給は、大阪医科薬科大学病院のHPを参照してください。基本給、時間外手当、通勤手当に外部の当直や外来の給料が加わった額になります。外部の当直は希望制なので、当直に行く回数が多ければ、その分収入は多くなります。
当直の枠は比較的多いので、行く当直がないということはありません。関連病院で勤務しているときは、関連病院から給料が出るので、行き先によって変わります。
関連病院はどこがありますか?
関連病院はすべて高槻市から1時間程度で通勤可能圏内です。専攻医は専門医を取得可能な病院として、市立ひらかた病院、済生会吹田病院、大阪ろうさい病院の3つのうちいずれかで勤務することになります。
当直は月何回くらいですか?
大学病院で研修中は、平均すると大学病院で3-4回/月、外部の当直が2-3回/月くらいです。外部の当直回数は、ある程度調整可能です。関連病院での研修中は、病院によって回数は異なりますが、だいたい3-5回/月くらいです。
入局直後に一人で当直することはありません。ある程度慣れてくるまでは、上級医とともに当直する体制をとっています。
外勤はどのくらいありますか?
大学病院勤務中は2回/週まで関連病院の外来などで勤務可能です。その他に市の乳幼児健診や予防接種などの業務に出向する場合もあります。
医局にはどんな人がいますか?
2025年4月現在、大学病院で常勤の医局員は31名(男性21名、女性10名)です。他大学出身者、再受験の方や女性も多く、体力に自信がない方や育児中の方でも働きやすい環境です。個性豊かでいろいろな人がいますが、みんなやさしいですよ。
小児科専攻医の定員は何名ですか?
大阪医科薬科大学小児科の専攻医枠は9名/年です。ただし、大阪府としての定員もあるので、毎年当院に9名の枠があるわけではありません。2025年は3名、2024年は5名の専攻医が入局しました。
例年何人くらいが入局しますか?
毎年3~5人程度のレジデントが入局してくれます。当院の初期臨床プログラムの中に小児重点コースがあるので、その中から毎年1~2人が入局してくれます。また、専攻医修了後に外部から入局する先生も増えてきています。
長期休暇は取れますか?
夏休み・冬休みとして、年2回、1週間程度の休みを取ってもらっています。
小児科研修について、もう少し詳しく教えてほしい。
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