大阪医科薬科大学小児科後期研修医を希望される先生へ、子育て世代の医師からのメッセージです。

児玉 摂子
大阪医科薬科大学小児科で主にアレルギー診療をしている児玉と申します。
私はもともと大阪医科大学出身で、初期研修は市中病院で研修しましたが、後期研修から大学に帰ってきました。その後、市中病院、出産勤務、育児休暇を2回経て再度本年度より大学復帰をし、現在に至ります。
ワークライフバランスについて悩まれている先生は多いと思います。私自身、久しぶりの大学復帰で育児と両立できるのかとても不安でした。私は普段は夫と二人で家庭を回している現状で、早く帰らなければならない日がほとんどです。その中で、当医局の先生方はとても理解がある先生方が多く、助けられながら勤務をすることができています。現在、小児科内でも15年目以前で家庭を持つ医師が増えてきています。家庭の事情はそれぞれであり、働き方もどうしても個々の家庭に合わせたものになるかと思いますが、それぞれの形にあった働き方で続けられるのは魅力です。
そして、当医局は子供好きの先生方ばかりでとてもアットホームです。下の先生たちを育てよう、というスタンスで指導もよくしてくださる先生方が多いです。これは私が入局した4年目から変わらないところで、当医局の最大のメリットだと感じています。
お気軽に見学に来ていただけると嬉しいです。

渡 真奈武
僕は初期研修・後期研修ともに大学病院とは異なる市中病院で研修を行ってきました。初期研修医の頃に子どもが生まれたのを機に、家庭と仕事のバランスを意識するようになりました。小児科医として専門性を高めつつ、子育てにも向き合える環境を求めて、当大学に入局しました。
大学病院での勤務と聞くと、「忙しそう」「家庭との両立が大変そう」と思われがちですが、実際には子育て世代の医師に対して時短勤務や当直回数を制限するなどの勤務体制を整えてくださっています。僕は、妻と協力しつつ、フルタイムで勤務できており、当直は1-2週に1回の勤務スケジュールを無理なくこなせています。時間外勤務は必要最小限とさせていただいており、夜は子どもと一緒にごはんを食べたり、その日あったことをお話ししたり、一緒に絵本を読んだりと、パパとしての時間も大切にできています。
また、子育て中だからこそ、患者さんや保護者の気持ちにより寄り添える場面も多くなり、自分の経験が診療に生きていると感じています。
子育てとキャリアの両立に悩んでいる方がいれば、ぜひ一度気軽に話を聞きに来ていただけたら嬉しいです。