消化器

当グループでは急性疾患から慢性疾患まで幅広く消化器疾患の診療を行っています。特に消化管疾患においては、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)をはじめとして、数多くの患者さんを診療しています。

消化器/ 研究グループ
消化器/ 研究グループ

近年、小児炎症性腸疾患は世界的にも増加傾向にあります。しかし、炎症性腸疾患の診断や経過観察、治療の決定には消化管内視鏡検査が必須です。小児症例に対して速やかに検査が可能な施設は全国でもまだ多くはありませんが、大阪医科薬科大学病院は小児患者に対して上部消化管内視鏡検査、下部消化管内視鏡検査、カプセル内視鏡検査が速やかに施行できる数少ない施設の一つです。また、特筆すべきことに、これらの検査はすべて小児科医によって行われています。

消化器/ 研究グループ
消化器/ 研究グループ

一方で、私たちは、小児患者に対して侵襲性の低い、腹部超音波検査にも力を入れています。乳児肥厚性幽門狭窄症や腸重積だけでなく、急性虫垂炎や腸閉塞、炎症性腸疾患に対する診断や経過観察、治療効果判定にも積極的に腹部超音波検査を用いています。また、消化管疾患以外にも肝胆膵疾患の診療も行っており、当施設では超音波ガイド下肝生検による慢性肝疾患の診断も行っています。
大阪医科薬科大学病院だけでなく、私たちの関連施設にも当グループで研鑽を積んだ小児消化器疾患のエキスパート達が診療にいそしんでいます。これらの施設においても、初期研修医の先生やレジデントの先生に、多様な環境で消化器疾患診療に対応する診療手技を身につけていただくことが可能です。

梶 恵美里

2003年 兵庫医科大学卒
大阪医科薬科大学 小児科 助教

日本小児科学会専門医・指導医
日本超音波医学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本炎症性腸疾患学会専門医

渡 真奈武

2020年 大阪医科大学卒
大阪医科薬科大学 小児科 レジデント

西本 聡美

2014年 大阪市立大学卒
大阪医科薬科大学 小児科 助教(准)

日本小児科学会専門医

余田 篤

1981年 大阪医科大学卒
川西市立総合医療センター 小児科 医師

日本小児科学会専門医・指導医
日本超音波医学会専門医・指導医
日本小児栄養消化器肝臓学会認定医
日本消化管学会認定医

尾谷 正野

2010年 大阪医科大学卒
済生会吹田病院 小児科 医長

日本小児科学会専門医

難波 昂宏

2015年 大阪医科大学卒
大阪ろうさい病院 小児科
大阪医科薬科大学 小児科 大学院生

日本小児科学会専門医

岡内 日菜美

2020年 福岡大学卒
大阪ろうさい病院 小児科
大阪医科薬科大学 小児科 大学院生


  • 超音波検査: 800 例/年
  • 上部内視鏡: 50 例/年
  • 下部内視鏡: 90 例/年
  • 肝生検・狙撃生検その他: 2 例/年

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